フライフィッシングとアウトドアが大好きな、一昔前の少年が竹竿屋をやってます。
2013.01.26.Sat バンブーロッドビルダーと言う生き方

webで見つけた詩です
(柄じゃないでしょ。とは
言わないでください)


サミュエル・ウルマン 「青春」より 

青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ち方を云う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する。
ときには20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない
理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情は失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥にある。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、
驚異に惹かれる心、おさなごのような未知への探求心、
人生への興味の歓喜がある。
君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美・希望・喜び・勇気・力の
霊感をうける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪に覆われ
悲嘆の氷に閉ざされるとき、
20歳であろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、
80歳であろうと人は青春にして已む。


 こんな、青春的な生き方を与えてくれる
 フライフィッシング、
 そして、バンブーロッドビルダー
 と言う生き方かな

 今夜はこの詩に酔いしれています。




   妻「単に飲みすぎなだけじゃないの」

   私「・・・・・・・(ヤバ)」


| 18:58 | - | - |

2013.01.23.Wed 感覚を言葉に

 今日の作業竹割りです。


          

テンポ良く割っていく
なかなか気持ち良いものです。

Tip用5mm幅
Bat用6mm幅
に割り揃えた時の達成感
これもなかなかです。

でもなんで”竹割り”と言うんだろうか?

裂くと言う感じもします。

”竹裂き”と言うのか?
これもイメージ違う気がします。

裂くと言うと、
無理やり裂く。みたいな感じがするからです。

繊維に沿って素直に、真っ直ぐに割る
これがベストです

今日のところは、
”竹割り”にしておきます。

バンブーロッドビルドをやっていると
微妙な感覚が非常に気になり
その感覚を言葉にするのが
難しくなるものです。

色々な意味でバンブーロッドビルドは深いです

 

  長男「お父さん、TVの”深いい!”みたいやね」

  私「そんなんと比較かよ(苦笑)」



| 05:35 | - | - |

2013.01.14.Mon tool box

 バンブーロッドビルドの
話しをすれば必ずでてくる、
カンナ(plane)です。

        

多くのビルダーの方の
webページなどを見ると、
削っている姿が
Photoになったりしているものです。

でもこの道具のポイントは、
削る時の使い方も重要ですが、
刃研ぎやセッティングが同じぐらい、
いや、ひょっとすると、
こちらの方が重要かも
しれないぐらいです。

刃砥ぎやセット、
これがなかなかのツワモノです。

 ・刃を研ぐ時の
  角度や並行を合わせての
  シャープニングガイドへセット
 ・砥石の種類の使い分け
 ・砥石の表面の手入れ
 ・刃の材質や種類
 ・刃の角度
    ・
    ・

切れ味には、
色々な要素が絡み合うため、
研ぎ方、材質と
試行錯誤してしまうものです。
加えて、カンナ本体も厳密には
精度の個体差(クセ)があります。
(私のやつは出しろ調整ネジにクセあり)
微妙な調整をすればするほど
気がつきます。

そして
繰り返しやっていてわかった事は、

どのやり方や道具にも
長所や短所がありますが、
クセと特徴を上手くコントロールしながら
使いこなしてやることでした。

道具を単純に良し悪しだけを決め付けるより、
使い込んで使いこなす事でした。

スタンレーの同じ品番のプレーンを使っても
使い方によって違う結果がでるものです。

ので
バンブーロッドは、
ビルダーによって違うロッドができる
そんなところが面白い!

今日の結論です!




2013.01.07.Mon やっぱり曲げ取り

そろそろ仕事も始まり、
いつもの毎日に
戻られたかたも多いと
思います。

私は、
と言えば
作業納めが12月31日
作業初めは1月4日

そして
作業はどちらも、
曲げ取り。
(やっぱりです)

年末に1セット
年明けに1セット
まさに、
曲げ取りに暮れ、
曲げ取りで明けた
年末年始でした。

でも明けても暮れても
曲げ取りをやっているのは
竹竿始めてからは
ずーとです。

製作工程の中で、
プライオリティーが高く
出来栄えに大きく影響、
なのに手間隙がかかります。
からです
(いつも同じ事書きますが
竹竿屋としての真意です)

今の曲げ取りのテーマは
焼き入れ後の再修正を
不要にする事。
(竹竿製作しない方には
分かりにくくスミマセン)

曲げ取りで
いくら真っ直ぐにしても、
焼き入れ後には
若干曲がりが戻り
再修正します。

・若干なのたで気にしない。
(再修正もしない)
・戻るのを前提として
焼き入れ後に修正する。
など

色々な
やり方や考え方があります。
が、今の私は焼き入れ後の
戻りを無くし、再修正もなくしたい

なぜなら
再修正したものと比較して
ロッドに差が無ければ
まだしも(実際には差がある)

焼き入れ後の戻りを無くせないから
再修正無しにできないから、
では納得できないんだなぁー。
竹竿屋としてのこだわりです。




妻「明日の初詣で、真っ直ぐに
なるようにお願いしたら」

私「神頼みかよ・・(苦笑)」


| 00:01 | - | - |

2013.01.01.Tue 2013年 抱負

昨年は、ブログを覘いていただき
ありがとうございました。

今年の抱負は、
大好きなフライフィッシングと竹竿を
これまで以上に存分に楽しもうと思います。

私の楽しめる竿ならば、
使っていただく方にも、
楽しんでいただけるでしょう。

そして、
「好きこそ物の上手なれ」
とも言いますね。
好きな事としてやれば、
竿のクオリティーもおのずとUPする。

そんな、
もっともなような、
わがままなような、
好きなことを言っていますが、

今年も宜しくお願いします。




| 21:44 | - | My Concept |


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