やっと今年最後の作業が終わりました。
今年最後の作業は、ラッピングとブランク塗装となりました。
→俗に言う仕事納め(?)
と、言っても明日(元旦)の午前中も、
ラッピングとブランク塗装の重ね塗りはサボらずにやります。
→仕事初め(?)
→でも仕事終わりと初めが一日違いでは、
いつもと一緒ですね(笑)
この作業(糸巻き部のラッピングと塗装)は、
薄く回数を塗り重ねるほど仕上がりが良くなるのです。。。
したがって根負けせずにどれだけ薄く重ね塗りできるか?
(塗り間の乾燥時間も確保しながら・・。)
が仕上がりの結果を左右します。
ので、大晦日、元旦関係なく必死にやります。
→この竿を仕上げて、初釣りで使いたいのです
→単に釣りに行きたいだけかも?
でも、竹竿製作で根負けして上手くいく作業工程は一つもなし。
・集中力を切らさずに約2mの竹を繊維に沿ってまっすぐに割れるか?
・上下左右にS字に曲がった硬い節をじっくり熱を入れまっすぐにできるか?
(あせって熱入れが中途半端では曲がりを修正しきれない)
・ピンピンに研いだカンナの刃の出しろを微調整して削れるか?
(歯の研ぎと出しろの調整が削りを左右する)
そして、
・均等にそして埃などに注意を払いながらの塗装。
塗装前にブランクをチェック。埃があれば、マスキングテープ取る)
・埃と表面張力と戦いながらのラッピング
塗装と同じく埃チェック。あればマスキングテープで取る。
そして重ねの回数が進むほど薄く表面張力で塗るのです。
竹べらにつけた塗料の量と竹べらと塗る表面との距離感で
出来栄えがきまります。(数値で表せ切れない量と距離)
→スミマセン。やった事のある人しかわからない表現となってしまいました。
などなど、
実際は作業工程の中では、もっとあります。
(書ききれないものや私が未だに気づいていない課題や事象。)
全ての作業工程が根負けや妥協は許されないはずです。
12年(明日ですね)は今年以上に根負けせずに竿を造り込みます。
根負けしたり、妥協したり、
自分で気づいていない課題
がある作業工程は、
やっていてスッキリしないです。
(納得する仕上がりにならない)
それを超えて全ての作業工程をスッキリさせたい。
そして、
私が全てにおいて根負けせず(妥協せず。)
完成したkazu rodを12年はお披露目したいと思います。
(気合入れて造ります!)
長男「お父さん。もう少ししたら初詣に行こう!」
私 「え(寒いのに・・・。。)」
長男「お父さん気合足らんなぁ~」
私 (あかん、いきなり挫折感)