フライフィッシングとアウトドアが大好きな、一昔前の少年が竹竿屋をやってます。
2024.03.10.Sun Bamboorodにとって必要な要素とは

Bamboorodにとって必要な要素とは。

 

風合い、釣り心地、使いやすさ。。。。。

 

人によって求めるものは違いあるが、Tiptopからグリップまでスムーズな流れるいうなアクションもその1つ。

 

そのアクションを求めて、節部を外した竹合わせをしたロッドや金属フェルルではなく竹を使ったジョイントなど、試したい手法も多くあるが、一方で、節やファルルがあるが故にロッドの強さが出せる場面を感じたこともあり、非常に難しいところ。

 

結論はまだ出せていないが、節はそのままで、ジョイント部は一工夫したいと思い、テストを始めている。

金属フェルルよりはスムーズにアクションが流れるイメージがほしいところ。

一方で、今の金属フェルルの取り扱い易さは、ある程度維持しておきたい要素。

 

矛盾する要素を両立するロッドを目指してしばらくは頑張り鱒!


 

 



| 20:30 | - | Rod |

2023.08.27.Sun 西日本 Trout Fishing & Outdoor Festival in 繁盛


「西日本 Trout Fishing & Outdoor Festival in 繁盛」に出展します。


日時 2023.10.8 (日)10:00-15:30

場所 ゲストハウス繁盛校(旧繁盛小学校)

兵庫県宍粟市上岸田576


当日は漆仕上げのロッドを出展します。もちろん試し振りも可能です。是非お越しください。

出展ラインナップは改めて紹介します。





| 05:03 | - | Rod |

2020.09.22.Tue WATAKE

ブランクの竹は、WATAKE(真竹の亜種)を使用している。

特徴を数点あげてみると、

 

軽い。

重たいイメージのある竹竿ではこれ重要。

 

表面が細かく綺麗。

魚が釣れれば良いとの考え方もあるが、

お楽しみの時間を優雅に過ごすには美しさも重要。

 

繊維は細い。

ただし繊維が外周側に集中しているため(密度が高い)

ホロー構造でその部分を使えば、強度もあり、粘り強い。

 

節が非常に高く、曲げとりが非常に難しい。

この部分はじっくりと熱を入れていけば、竹が動くタイミングがあり、

その瞬間を逃さず、プレスなどを上手く使い修正、伸ばせば問題なし。

むしろビルダーの腕の見せ所。

 

こんな要素が気に入りWATAKEを使用している。

 



| 15:54 | - | Rod |

2011.09.23.Fri プロトタイプ ver.1

 プロトタイプが完成しました!
嬉しかった。
一番に見せたのは妻です。

「お疲れ様。本番はこれからね」
はしゃぐ子供をなだめるように
言われてしまいました。


台風の大増水で
今週の試し釣りは断念しましたが、
雨の合間に秋丸先生と
試し振りをやってきました。
アクションや塗装、
ラッピング、
グリップデザインなど
細かな所までアドバイスを頂きました。

また自分自身の中でも
プロトタイプver.1の製作を通じて
確認できた、
課題や改善していきたい所は
沢山あります。

 竹割り
 節落とし
 曲げとり
 ラフ削り
 焼き入れ
 テーパー削り
 接着、バインディング
 バリ落とし
 塗装
 グリップの取り付け成形
 ガイド糸巻き
 ラッピング
   ・
   ・
   ・

これらの竹竿製作の各工程で、
道具の工夫や技術を磨き、
作業の精度をさらに上げる。
使用する接着剤や塗料などの
部材のテストし
私の条件に合うものを探しだす。
もちろん、
テーパー、
アクション、
グリップ形状なども・・。

このプロトタイプを
製作する中で気付いた
課題や改善点は100を越えていました。

そしてこの課題や改善点を生かしながら
次の製作に取り組む。
そしてまた新たな課題や改善点を見いだし取り組む。

こんな事の繰り返しだけが
自分の満足する一本
  (100万ドルの価値を感じさせる竹竿)
を作り上げる方法だと
信じて取り組んでいきます。



| 22:39 | - | Rod |


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