フライフィッシングとアウトドアが大好きな、一昔前の少年が竹竿屋をやってます。
2018.02.25.Sun sanding

黄砂、花粉、sanding。粉っぽい一日となりました。

 

 

 




2016.05.06.Fri bamboorod works

5月5日 21時50分

あまご用テストロッドのインナーテーパーまでの作業を終え、
いよいよ接着。

明日の雨を前に空気は蒸し暑さが漂い、
汗ばみながら、接着の準備を進める。

このロッドの作業プロセスは、竹竿屋をはじめて、
一番とも言えるほど順調であり
私自身もリズムに乗っている。

こんな時ほどミスには注意。

竹竿作りのどの工程も緊張の連続だが、
特に接着については、確認行いながら進める作業でなく、
接着剤の乾燥と競争しながら
やり直しのできない一発勝負。
余計に緊張する。

ブランクは、ほこりなどは一切とりのぞき、
道具類、接着剤などを確認しながら、
いつもの位置にセッティング。

数回、手順をイメージトレーニングし、
集中力を高め、
呼吸を整え、
スタート。

正確に接着剤を調合し、
均等に塗布、
位置を正確に合わせてバインディング、
その後、ねじれなどのチェックを行い、
吊り上げて、乾燥状態にして完了。

大きく息を吐き、ほっとする。

この間、約20分ぐらい(だと思う)

集中と緊張から解かれた瞬間。

あー心地よい。


 



2014.01.22.Wed 今朝はインナーからスタートです。


おはようございます。
清々しい朝を迎えました。

昨日、数年ぶりにお会いした方と多くの事を語り、
人生での教えやエネルギーをいただき、よい朝を迎えた次第です。

年齢的には私よりも二回り以上も上の方ですが、
元気にパワフルに過ごされていました。

私も後輩に教えやエネルギーを
与えれる先輩となりたいものです。

今朝はインナーからスタートします。

Kazu



2013.01.14.Mon tool box

 バンブーロッドビルドの
話しをすれば必ずでてくる、
カンナ(plane)です。

        

多くのビルダーの方の
webページなどを見ると、
削っている姿が
Photoになったりしているものです。

でもこの道具のポイントは、
削る時の使い方も重要ですが、
刃研ぎやセッティングが同じぐらい、
いや、ひょっとすると、
こちらの方が重要かも
しれないぐらいです。

刃砥ぎやセット、
これがなかなかのツワモノです。

 ・刃を研ぐ時の
  角度や並行を合わせての
  シャープニングガイドへセット
 ・砥石の種類の使い分け
 ・砥石の表面の手入れ
 ・刃の材質や種類
 ・刃の角度
    ・
    ・

切れ味には、
色々な要素が絡み合うため、
研ぎ方、材質と
試行錯誤してしまうものです。
加えて、カンナ本体も厳密には
精度の個体差(クセ)があります。
(私のやつは出しろ調整ネジにクセあり)
微妙な調整をすればするほど
気がつきます。

そして
繰り返しやっていてわかった事は、

どのやり方や道具にも
長所や短所がありますが、
クセと特徴を上手くコントロールしながら
使いこなしてやることでした。

道具を単純に良し悪しだけを決め付けるより、
使い込んで使いこなす事でした。

スタンレーの同じ品番のプレーンを使っても
使い方によって違う結果がでるものです。

ので
バンブーロッドは、
ビルダーによって違うロッドができる
そんなところが面白い!

今日の結論です!




2012.09.04.Tue 好事魔多し

今日の作業は
曲げ取りの終わった竹棒を
平行棒に削る。
この後は焼き入れとなる。

まずは油砥石で刃を磨ぐ。
(削り前の儀式である)

そして刃をセットし、
出しろ、水平をチェックして
試し削りを始める。

削りの音。
手ごたえ。
削りカスの厚みを測定。
して、出しろを微調整。

セット完了。

左右返しながら
交互に削る。

シュー。
と言う削り音ととも
削りカスが出る。

なんとも気持ちよい瞬間である。

リズム良く削り続け途中
刃の交換を一度して、
Tip完了までもう少し、


ところが・・・・・。

  足が痒い。

  うー、たまらん。

  蚊に刺された。

せっかく気分良くやっていたのに・・・。

「好事魔多し」である。



2012.02.23.Thu あー忙しい。。

先週からめちゃくちゃ忙しい
何が忙しいかと言うと、
二束(ビルダー+会社員)のわらじの
片一方の会社員。

平日はセブンイレブン、
加えて休日出勤。

気分的にイライラがつのってきていた。
昨晩の帰宅後、
深夜の食事を済ませたあと、
ついに我慢たまらず作業を始めた。

昨晩の作業はFinalの削り、Tip。
(Batはこの前の週末に済ませていた)

ディプスゲージで溝を合わせ、
カンナの刃を調整し、
削る。

 1本目
 2本目
  ・
  ・

と作業を進め。
6本終了。

マスキングテープで6本を六角形に束ねる。

ピッタリ合ってる六角Tipにホッと。

時計を見ると2時33分。

久々にスッキリしている自分に満足。

Finaを済ませ、
インナーテーパー、接着・・・
 と早く作りたかった


そして翌朝

  妻「久しぶりに目が優しいね」



俺はやっぱりバンブーロッドビルダー。



2012.01.26.Thu 削り

今日は削ります。

削りは、
   カンナの刃を荒・仕上げ砥石で研ぎ
   カンナに刃をセットし出しろ調整
   フォームの溝をデイプスマイクロで測りながら調整
   竹をセット
   竹を削りながら刃の出しろを微調整
このはじめのセッティングが削りの精度、出来栄えを左右する。

その後、左右の面を交互に削っていく。

 削りカスからでる竹の香り
 カンナを走らせ削れる時の感触
 そして削り終えた三角棒の
   ピンピンにとがった角
   どの面をフォームに沈めても面がピッタリ合う感触

どれも非常に心地よい。
まさにPrizeである。


今日もリズムに乗り、左右交互に削っていく。
心地よく。

 1本目。

 2本目。

 3本目。

 4本目。刃の切れが悪くなる。

 交換。調整。

 また気持ちよく削る。
 
 そして5本目に

   手前面を1、2、・・6回

    ひっくり返して

   1、2、・・6回
   
    ひっくり返して

   カンナを持った瞬間。

    Stop!

    やばい!

何を考えたか、表皮面を上にしていた。

作業中の心地よさ、リズムは良いが
この手のポカミスの引き金にもなる。

   気を入れなおし、

 5本目終了。

 そして6本目。

Batを終了。

 6本並べて見とれる瞬間。

ホッと一息。



今日の晩御飯。

   私「今日の味噌汁 良いダシが出でおいしなぁー」

   妻「お父さんの竹の削りカスでダシとったから」

   私「え!」

   妻「うっそー」

   私「・・・・・」



2011.07.25.Mon 接着作業

 曲げとりの次の工程が接着!?
そんなことはないです(笑)
曲げとりの次は、
まず三角形の平行棒に削り、
オーブンで焼きをいれ、そしてテーパー削り、
その次がやっと接着。
「順番に書けよ。」と言わず読んでください。

曲げとりと接着には共通する難しさがある。
どちらも瞬間が勝負。
曲げとりは熱した竹棒の熱が抜ける前に
まっすぐにする。
(熱いなんて言っている間はなし。)
接着も接着剤が固まるまでが勝負。

接着作業の手順は、
テーパー削りが済んだ竹棒を
六角に止めたマスキングテープの一ヶ所を切り広げる、
内側の三角形の山に接着剤を塗り、
余分な接着剤を取り除く、
そしてTiptopでは1mmにも満たないテーパー棒を、
注意しながら六角に戻す。
(少しの不注意や力加減で曲がりやズレがでる)
その後、おもりやテンションを調整しながら
クロスにバインディング。
(このときは接着剤がべたつき作業が難しい。)
そして曲がりなどを確認修正、やっと乾燥へ。
この作業を固まり始める接着剤と競争しながら、
極細のTiptopに注意を払い、
接着剤のべたつきと格闘し、一気にやる。
この間、数分は呼吸も忘れる瞬間となす。

いかに、手際よくやるか?
慣れることが第一と思い、
作業のスピードとレベルを上げるべく、
棒切れをブランクに見立てて練習をやっていたら、
見ていた息子が後ろから

息子「お父さん何やってる?」

私「接着の練習やで、これが大事なんや」

息子「エアー接着やな。」

お父さんは真剣なんやけど・・・。


「#竹竿」





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